『エリヤフ・ゴールドラット 何が、会社の目的を妨げるのか』 ‐日本企業が捨ててしまった大事なもの
監修者: ラミ・ゴールドラット/岸良 裕司
編 者: ダイヤモンド社
出版社: ダイヤモンド社
発 行: 2013/02
定 価: 1,680円
編 者: ダイヤモンド社
出版社: ダイヤモンド社
発 行: 2013/02
定 価: 1,680円
【目次】
1.なぜ、私は『ザ・ゴール』の邦訳を許可しなかったのか
2.効率を正しく追求すれば、むしろリストラの必要はなくなる
3.繁栄し続ける企業には「調和」がある
4.適者生存
5.直伝 ゴールドラット博士の20の教え
6.TOCとは何か
7.巨人の肩の上に立って
8.フォードに学び、フォードを超えた男
9.あなたの常識が覆る50の「至言」
1.なぜ、私は『ザ・ゴール』の邦訳を許可しなかったのか
2.効率を正しく追求すれば、むしろリストラの必要はなくなる
3.繁栄し続ける企業には「調和」がある
4.適者生存
5.直伝 ゴールドラット博士の20の教え
6.TOCとは何か
7.巨人の肩の上に立って
8.フォードに学び、フォードを超えた男
9.あなたの常識が覆る50の「至言」





博士は、その「和」や「調和」の具体的な形である終身雇用制は、日本企業の競争力の源泉の一つだと考える。ところが近年、日本企業はその最も大切なものを自ら捨て去ろうとしており、リストラに熱心なように見える。マネジメントは追求すべき優先順位を間違えているのである。従業員に忠誠を尽くさない企業は、従業員からの忠誠を期待することはできない。そして従業員の忠誠を得られない企業は、顧客からも忠誠を得ることはできず、遅かれ早かれ、市場から淘汰されてしまうだろう。
もしも、経営者の希少な時間があれもこれもといつもバタバタしていて、組織全体の改善に結びつかないようなことばかりに費やされているとしたら、それは、組織全体にとって大きな損失と言わざるを得ない。言い換えれば、経営者の注力をどこに集中していくかということが、組織のパフォーマンスを大きく左右することになる。
長年の探求の結果、博士のたどり着いた結論は、組織における本当の制約は、経営者の注力にあったということである。そして、TOCは制約に取り組む、全体最適のマネジメント理論である。つまり、TOCで変えるのは、現場ではなく、経営なのだ。そして、経営者が変われば、現場も変わるのだ。
※本書は、ゴールドラット氏の生前のインタビュー、論文・著作、発言などを編集したもの。