『新版 ディズニーリゾートの経済学』
著 者: 粟田 房穂
出版社: 東洋経済新報社
発 行: 2013/03
定 価: 1,680円
出版社: 東洋経済新報社
発 行: 2013/03
定 価: 1,680円
【目次】
序.挫折なき発展と進化
1.ディズニーランドの「夢と魔法のレシピ」
2.夢とイマジネーションの海へ
3.「ディズニーリゾート」への進化
4.「西の大型テーマパーク」との対決
5.消費を誘う巨大装置
6.舞台裏のリアリストたち
7.「成熟消費社会」の経済学
終.「ディズニー」を受容する日本の異文化吸収力
序.挫折なき発展と進化
1.ディズニーランドの「夢と魔法のレシピ」
2.夢とイマジネーションの海へ
3.「ディズニーリゾート」への進化
4.「西の大型テーマパーク」との対決
5.消費を誘う巨大装置
6.舞台裏のリアリストたち
7.「成熟消費社会」の経済学
終.「ディズニー」を受容する日本の異文化吸収力





TDLの魅力のひとつは、51ヘクタール(約15.5万坪)という広さである。1日園内を周って遊んでも、全体の3分の1弱は体験できずに帰ることになる。元社長の加賀美俊夫氏は、この広さを「テーマパークとしていちばんいい規模」だと語っている。楽しみ損ねたアトラクションが残り、ゲストはTDLで遊んだことに満足するが、心残りも抱えて帰宅する。不満だが、かならずしも不快なものではない。ゲストはTDLに満足したからこそ、回り切れずに帰らなければならない「現実」に不満を抱く。この「不満」が、心地いい余韻となり再訪の動機になるのである。
ディズニーブランドの商品は、世界中で人気があるが日本ほどではない。ディズニーブランドは「低級品ではないこと」「安心」「楽しさ」「感動」「ほかの人との違い」を約束する。ディズニー商品の中には、粗利益率が40%を超える商品はざらにある。抜群のブランド力がディズニーパークの経営力を引き上げ、ほかの企業に圧倒的な差をつけるビジネスモデル(儲かる仕組み)になっている。