『ウルトラマンが泣いている』 ‐円谷プロの失敗
著 者:円谷 英明
出版社:講談社
発 行:2013/06
定 価:777円
出版社:講談社
発 行:2013/06
定 価:777円
【目次】
1.円谷プロの「不幸」
2.テレビから「消えた」理由
3.厚かった「海外進出」の壁
4.円谷プロ「最大の失敗」
5.難敵は「玩具優先主義」
6.円谷商法「破綻の恐怖」
7.ウルトラマンが泣いている
1.円谷プロの「不幸」
2.テレビから「消えた」理由
3.厚かった「海外進出」の壁
4.円谷プロ「最大の失敗」
5.難敵は「玩具優先主義」
6.円谷商法「破綻の恐怖」
7.ウルトラマンが泣いている





「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二氏は妥協を許さない完璧主義者だった。ゆえに、ただでさえ経費のかかる特撮の制作費がさらにかさみ、積年の赤字体質を生むことになる。また、同社は英二氏の「去る者は追わず」という方針もあり、人の出入りが激しく、人事も杜撰だった。そのことが後年のウルトラマンシリーズのコンセプトやテイストが一貫性を欠くことにつながり、ファンの離脱を招くまでになった。
ウルトラマンシリーズは制作され続けたものの超低視聴率にあえぎ、2006年の「ウルトラマンメビウス」放送の頃には借金が30億円超まで膨らんでいた。その対策として円谷プロは広告会社TYOの出資を受ける。それまで企業買収を数多く行ってきたTYOは、鮮やかな手口で乗っ取りに成功。経営下手で人事に甘かった円谷一族はなすすべもなく、退陣を余儀なくされることとなったのだ。