『卵が飛ぶまで考える』‐物理学者が教える発想と思考の極意
著 者:下村 裕
出版社:日本経済新聞出版社
発 行:2013/08
定 価:1,785円
出版社:日本経済新聞出版社
発 行:2013/08
定 価:1,785円
【目次】
序.科学的に考える
1.批判的に考える
2.問題を発見する
3.問題を解決する
4.生きるために考える
序.科学的に考える
1.批判的に考える
2.問題を発見する
3.問題を解決する
4.生きるために考える





科学のプロセスは、まず問題を発見し設定することから始まる。そして、その解決をはかるために仮説を立て、仮説が正しいかどうかを実証的に検証。実証は実験や観測によって行うが、数学の場合には実証のかわりに論証(論理を積み上げること)をする。その結果、もし仮説が正しいという結果が出なければ、元に戻り、別の仮説を立てて検証する。この繰り返しで答えが見つかれば、それが解決策あるいは理論になる。
著者は「教科書は一冊でいい」と主張する。教科書を何冊も読むと、標準的な知見や定説が刷り込まれすぎ、既成概念や先入観が強くなってしまうからだ。そうなると正確な観察や自由な発想が妨げられ、異常を見つけづらくなってしまう。まずは先入観にとらわれず自分で自由に考える。それから過去の文献にあたったり、他の人と議論したり、実験をしたりといったインプットをする。そしてそれをもとにまた考える。そうした螺旋状のプロセスを経ることで真実に近づいていくことができるのだ。