『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』
著 者:渡邉 格
出版社:講談社
発 行:2013/09
定 価:1,680円
出版社:講談社
発 行:2013/09
定 価:1,680円
【目次】
1.腐らない経済
2.腐る経済
1.腐らない経済
2.腐る経済





本書の著者、岡山県真庭市で「天然菌」を使用したパン屋「タルマーリー」を営む渡邉格さんは、「腐らない経済」に異を唱える。そして「タルマーリー」において、「利潤を出さない」ことを経営理念に掲げ、「腐る経済」を実践している。本書では、そのユニークな理論を解説しながら、そうした考え方に行き着くきっかけ、パン屋開店前後のいきさつ等を語っている。
また渡邉さんは原材料をできるだけ近隣から仕入れるようにし、パンを媒介にして「地産地消」で地域内で農産物を「循環」させることをめざしている。パンをつくって売れば売るほど地域経済が活性化し、かつ地域の自然と環境が生態系の豊かさと多様性を取り戻していく。これこそ「腐る(=循環する)経済」であり、21世紀の持続可能な社会をめざすうえで示唆に富む理論、およびその実践例といえる。