『和牛肉の輸出はなぜ増えないのか』
著 者:横田 哲治
出版社:東洋経済新報社
発 行:2013/12
定 価:1,575円
出版社:東洋経済新報社
発 行:2013/12
定 価:1,575円
【目次】
1.和牛と稲作
2.全国に増え続けるブランド牛
3.和牛に沸くオーストラリア
4.和牛に忍び寄る安全・安心の危機
5.第10回全国和牛能力共進会
6.和牛生産の活路を求めて
1.和牛と稲作
2.全国に増え続けるブランド牛
3.和牛に沸くオーストラリア
4.和牛に忍び寄る安全・安心の危機
5.第10回全国和牛能力共進会
6.和牛生産の活路を求めて





本書では、和牛肉は国内のみで生産される特殊なものという考えを変えなければいけない時を迎えているのではないかと語る著者が、国内のみならず、オーストラリアなどにおける和牛肉生産の現場を紹介。日本の和牛肉生産の問題点を指摘するとともに、日本の農業の根幹は和牛と稲作にあることを忘れてはならないと警鐘を鳴らしている。
また、日本の広大な草地と山林原野を生かすには、明治以来、日本各地で飼育されている「あか牛」に注目してはどうかと著者は提言する。あか牛は、オーストラリア、アメリカなどでも高く評価されている肉牛で、病気に対して強健であること、牧草で飼料穀物をさほど与えなくても発育がいいこと、1頭当たり生産できる肉量が多いことなどの特色がある。春から秋まで牛舎から出して放牧すれば、その間は餌をやる手間も糞尿処理の労働もなく、稲作などの労働も可能になる。自然の中で健やかに育った牛の肉質は脂肪が少なくヘルシーで、しかも美味しさをしっかりと持つ。あか牛は、大自然の中で生産できる貴重な品種の一つなのである。