『アース ミュージック&エコロジーの経営学』
著 者:石川 康晴
出版社:日経BP社
発 行:2013/12
定 価:1,575円
出版社:日経BP社
発 行:2013/12
定 価:1,575円
【目次】
序.宮﨑あおいはなぜうたったか
1.たとえ回り道でもまず社員力を高める
2.お説教は無意味! 売る仕組みを磨く
3.テレビCMと全体戦略をつなげる
4.経済成長と社会貢献のバランス
対談.ストーリーとしてのクロスカンパニー戦略
序.宮﨑あおいはなぜうたったか
1.たとえ回り道でもまず社員力を高める
2.お説教は無意味! 売る仕組みを磨く
3.テレビCMと全体戦略をつなげる
4.経済成長と社会貢献のバランス
対談.ストーリーとしてのクロスカンパニー戦略





クロスカンパニーが躍進するきっかけになったのは、2010年から放映開始されたブランドのテレビCMだ。清純派で大人しいイメージのあった女優・宮﨑あおいが歌い飛び跳ねるこのCMは話題を呼び、ブランドの知名度を一気に引き上げた。そして、CM放映と同時にウェブサイトへ誘導する仕組みをつくり、さらに店舗のレイアウトや接客もそれに合わせて準備。CMから店舗までの流れを作るクロスメディア戦略が効を奏したのである。
このような、石川社長の社員を大切にしそのつながりを重視する姿勢は、同社の経営の隅々にまで浸透している。たとえば、同社の社員は全員正社員だ。これはアパレルでは異例のこと。しかし石川社長は「スタッフにブランドへの愛着と深い商品知識がなければお客様を満足させることはできない」という信念から、正社員にこだわってきた。また、社員の9割以上を占める女性に対しても出産や育児などに配慮した制度をきめ細かに用意している。
さらに3000人以上が参加する社内の販売コンテストや、無駄な業務を削減するプロジェクトなどを実施し「働きやすさ」を追求。店舗のレイアウトを科学的根拠をもとに見直すなど、さまざまな挑戦が同社を成功に導いたのだ。