『日本の人事は社風で決まる』 ‐出世と左遷を決める暗黙知の正体
著 者:渡部 昭彦
出版社:ダイヤモンド社
発 行:2014/02
定 価:1,400円(税別)
出版社:ダイヤモンド社
発 行:2014/02
定 価:1,400円(税別)
【目次】
1.日本の人事は社風で決まる
2.社風を決める三つの要因
3.社風はこうして会社を支配する
4.社風と人事制度
5.社風と採用
6.社風にどう対応するか
1.日本の人事は社風で決まる
2.社風を決める三つの要因
3.社風はこうして会社を支配する
4.社風と人事制度
5.社風と採用
6.社風にどう対応するか





社風が形成される主な要因には、「顧客との距離」「資本形態」「歴史」の三つがある。例えば消費者と直接接する機会の多い小売業では“体育会系的”社風が、BtoBのビジネスでは“官僚的”社風が、それぞれできあがりやすい。二つ目の「資本形態」とは、例えばオーナー系の企業ではトップの性格が社風に反映されやすいことを指す。また、経営危機に直面しそれを乗り越えたことなど、会社のさまざまな経験の「歴史」のなかで生み出された知恵や知識が蓄積され、そのエッセンスが社風として受け継がれていく。
「社風」と付き合っていくためにもっとも重要なのは「自分の立ち位置を定める」ことである。「仕事と私生活のバランスのとり方」「社内での人間関係の濃淡」という二つの軸をクロスさせた図の中で、自分がどのあたりに位置するかを確認し、それを「社風」と比較してみるとよい。そして、そこで定めた自分の「立ち位置」や性格と、社風の「距離」を調整する。本来はクールな性格だが体育会系の泥臭さを前面に出して仕事をするなど、社風に飲み込まれずに、逆に上手に利用することが社風に対抗する唯一の道といえるのだ。