『農業維新』 ‐「アパート型農場」で変わる企業の農業参入と地域活性
著 者:嶋崎 秀樹
出版社:竹書房(竹書房新書)
発 行:2014/05
定 価:850円(税別)
出版社:竹書房(竹書房新書)
発 行:2014/05
定 価:850円(税別)
【目次】
序.『儲かる農業』を実現するための第一歩
1.「ど素人集団」の農業革命 その後
2.「農」より「農業」
3.「儲かる農業」で地域活性
4.「儲かる農業」教えます
5.「儲かる農家」と「儲からない農家」
6.トップリバー卒業生はかく闘えり
終.求む、同志!
序.『儲かる農業』を実現するための第一歩
1.「ど素人集団」の農業革命 その後
2.「農」より「農業」
3.「儲かる農業」で地域活性
4.「儲かる農業」教えます
5.「儲かる農家」と「儲からない農家」
6.トップリバー卒業生はかく闘えり
終.求む、同志!





トップリバーが成功した理由は、契約栽培を経営の中心に据えたことにある。生産した農作物を卸売市場に出すのではなく、スーパーやレストランなどに直接納入するのだ。取引価格を事前に決めているので、豊作や凶作による相場の上下の影響を受けない。ただし、契約した数量は(不作の際には市場で高い作物を買ってでも)是が非でも供給しなければならない。一般企業で営業を経験した著者は、“取れ高は天候次第、売上げは相場次第”という農業世界での常識を、一般ビジネス社会の常識に照らし合わせて変えていったのである。
それは設備や運営体制が整備された区画制・賃借入居型の新しい農場で、ノウハウや専門人材を持たない企業でも、早期かつ容易に農業運営をスタートできる。農地の確保に苦労しなくてすむし、収穫した作物はトップリバーが買い上げるので販路が保証される。さらに、生産技術の習得はもちろん、農業経営のノウハウを習得し、「儲かる農業」を実践できる者を育成できる。イメージとしては、数多くの著名マンガ家を輩出した「トキワ荘」の農業版だ。トキワ荘のように、みなが憧れ、模倣するような農業経営者を輩出できれば、農業は将来有望な産業として人々に認知されるようになるだろう。