『人生と経営はタクシー運転手が教えてくれる』
著 者:小宮 一慶
出版社:サンマーク出版
発 行:2014/04
定 価:1,400円(税別)
出版社:サンマーク出版
発 行:2014/04
定 価:1,400円(税別)
【目次】
1.人に損をさせてはいけません。小さな得を追う人ほど、大きな得から離れていく
2.「道を極めた人」とは、自分が分かっていないことは何かを知り、その道の奥深さを知っている人である
3.小さなことをおろそかにする人にプロはいない。雑事に見えることをいかに極めるかが、凡人とプロの差を生む
他、全19項目
1.人に損をさせてはいけません。小さな得を追う人ほど、大きな得から離れていく
2.「道を極めた人」とは、自分が分かっていないことは何かを知り、その道の奥深さを知っている人である
3.小さなことをおろそかにする人にプロはいない。雑事に見えることをいかに極めるかが、凡人とプロの差を生む
他、全19項目





あるときタクシーに乗った著者が、「メーター、上げてないんじゃないですか?」と尋ねると「いや、私は大きな道路に出るまでは上げないんですよ」と、耳を疑うようなことを言った運転手がいた。タクシー運転手にとって、客のお金は他人のお金であるが、他人のお金を自分のお金と同じように大事にできる人が成功する。会社のお金も同じで「会社のお金だから」とムダ遣いする人は出世できない。前出の運転手の姿は、言外に「お客様にムダなお金を使わせたくない」という思いをにじませていた。それが評判を高め、めぐりめぐって自分のため、自社のためになるのだ。
どんな仕事でも、3年やると自信がでてきて「自分一人でできる」と言うようになるが、それまでの成果は周囲の助けがあってこそのものだ。「自分一人でできる」といった勘違いをするのは一般のビジネスパーソンも同じである。「その道を極めた人」とは「分からないことがあることを知っている人」なのだ。ベテラン運転手たちは、慢心することなく、常に新しい道を探し、変化する道を覚えている。「分からない、まだまだだ」と思えることは自分の仕事に対して謙虚に向き合っている証拠である。