『未来企業』 ‐レジリエンスの経営とリーダーシップ
著 者:リンダ・グラットン
訳 者:吉田 晋治
出版社:プレジデント社
発 行:2014/08
定 価:2,000円(税別)
訳 者:吉田 晋治
出版社:プレジデント社
発 行:2014/08
定 価:2,000円(税別)
【目次】
1.変化を糧に成長する企業とは
2.内なるレジリエンスを高める
3.社内と社外の垣根を取り払う
4.グローバルな問題に立ち向かう
5.リーダーシップを再定義する
1.変化を糧に成長する企業とは
2.内なるレジリエンスを高める
3.社内と社外の垣根を取り払う
4.グローバルな問題に立ち向かう
5.リーダーシップを再定義する





一つの企業が影響を及ぼす領域は、三重の円としてイメージできる。もっとも内側は「社内」、真ん中の円は「社内と社外の境界」、具体的には地域社会やサプライチェーンとの関わりだ。そしてもっとも外側の領域は「グローバルな社会問題」である。
社内のレジリエンスをつくるうえでとくに重要なのは人的資産だ。たとえば従業員の勤務における自由度を高めることで彼らの精神的活力を高めることができる。またインターネットを活用しコミュニケーションを活性化させるプラットフォームをつくることも有効だ。
グローバルな社会問題に対しては、国連などの公的機関と企業が協働して取り組むプロジェクトが目立っている。オランダの栄養食品会社DSMは世界最大の人道的活動組織である国連WFPチームと協力して、栄養が不足している地域に栄養補助食品を支給するなど、同社の研究力とイノベーション力を役立てている。さらに、2012年2月に立ち上げられた「レジリエンス・アクション・イニシアティブ」は、多業種の大企業が協働し、都市のレジリエンスを高めるためのプロジェクトだ。