『三陸鉄道 情熱復活物語』 ‐笑顔をつなぐ、ずっと・・
著 者:品川 雅彦
出版社:三省堂
発 行:2014/07
定 価:1,500円(税別)
出版社:三省堂
発 行:2014/07
定 価:1,500円(税別)
【目次】
序.予兆
1.激震
2.不屈
3.支援
4.光明
5.復旧
終.未来
序.予兆
1.激震
2.不屈
3.支援
4.光明
5.復旧
終.未来





三鉄では震災以前から「いつなんどき非常事態が起こるかもしれないから、社の車のガソリンは満タンにしておくように」という不文律があった。これにより震災直後の3月13日、三鉄の望月正彦社長自らがハンドルを握り、各駅の状況を調査することができた。その結果から、望月社長は「一日でも早く、走れるところから走らせる」ことを決断、16日には久慈から陸中野田の間を走らせたのだった。望月社長の「三鉄が動くことを待ち望んでいる沿線の利用者がいる!」という熱情が、「無謀だ」と固持する社員たちを動かしたのである。
翌2012年、連続テレビ小説だとわかると三鉄マンは奮い立ち、労働時間を度外視してドラマ撮影に対応した。無論、特別手当などは出ない。三鉄社員は皆、自らの会社を愛してやまないのだ。
2014年4月、ついに全線運行再開。多くの駅の周囲には街がなく、駅舎がない駅もある。復興には長い時間がかかるが、三鉄は地域の震災からの復興の希望となっている。