『深海8000mに挑んだ町工場』 ‐無人探査機「江戸っ子1号」プロジェクト
著 者:山岡 淳一郎
出版社:かんき出版
発 行:2014/09
定 価:1,400円(税別)
出版社:かんき出版
発 行:2014/09
定 価:1,400円(税別)
【目次】
1.「ガラス球」の懐かしい未来へ
2.試行錯誤
3.奮闘する黒衣たち
4.深海8000メートルの先
5.世界市場に挑め!
1.「ガラス球」の懐かしい未来へ
2.試行錯誤
3.奮闘する黒衣たち
4.深海8000メートルの先
5.世界市場に挑め!





東京・葛飾区にある杉野ゴム化学工業所の杉野行雄はある時、町工場の衰退を防ぐため「町工場の皆で手を組んで深海探査ロボットをつくろう!」と呼びかけたが、誰も本気にしない。しかし2009年、大阪府東大阪市の中小企業が開発に携わった人工衛星「まいど1号」が打ち上げに成功。これに地元の東京東信用金庫が刺激された。東信金が他の町工場にも声を掛け、大阪が空なら東京は海と、「江戸っ子1号」プロジェクトの第一歩が踏み出された。
そして2010年、杉野たちは海洋研究開発機構から「フリーフォール方式耐圧ガラス球入り深海カメラシステム」を紹介されることになる。
2013年11月、江戸っ子1号が実験航海で撮影した三次元フルハイビジョンの画像は驚くほど鮮明だった。LED照明にはムラがなく、フォーカスはピタリと合っている。江戸っ子1号のハードウェア、ソフトウェアともに十分に信頼できることが証明されたのだ。