『大格差』 ‐機械の知能は仕事と所得をどう変えるか
著 者:タイラー・コーエン
訳 者:池村 千秋
出版社:NTT出版
発 行:2014/09
定 価:2,400円(税別)
訳 者:池村 千秋
出版社:NTT出版
発 行:2014/09
定 価:2,400円(税別)
【目次】
1.超実力社会の到来
2.機械の知能
3.新しい世界
1.超実力社会の到来
2.機械の知能
3.新しい世界





賢い機械、すなわちコンピュータはこれからの世界での働き方に大きな影響を及ぼす。自分のもつ技能がコンピュータを補完できるのならば、職に就いて高い賃金を得ることも可能だ。しかし、そうでなければ見通しは暗い。今後は働き手のほとんどがこの二通りに分かれるかもしれない。
コンピュータと上手につき合える人は成功することができるだろう。ただし、数字に強い、あるいはプログラミングができるというだけでは不十分。これらはコンピュータだけでできるからだ。それよりも、マーケティングなどの課題にどのようにコンピュータを活用すればいいかを直感的に理解できる人の需要が大きくなる。
実世界のビジネスでも、フリースタイル・モデルが盛んになっていくことだろう。すなわち、機械が人間に取って代わるのではなく、機械は人間と協働するパートナーになっていくのだ。これから50年くらいはフリースタイル・モデルの時代が続くであろうと、著者は予測する。人間と機械がチームとして互いに補完し合うことが当たり前のものとして人々の意識に根づけば、機械や人工知能などの開発もそのような方向に進むはずだ。