『なぜ関西のローカル大学「近大」が、 志願者数日本一になったのか』
著 者:山下 柚実
出版社:光文社
発 行:2014/11
定 価:1,300円(税別)
出版社:光文社
発 行:2014/11
定 価:1,300円(税別)
【目次】
1.志願者数トップの理由(わけ)
2.近大マグロを誕生させた大学力
3.教育と経営が共存する秘訣
4.若者の心をつかむ情報発信力
5.近大が日本一へと躍進した原点
1.志願者数トップの理由(わけ)
2.近大マグロを誕生させた大学力
3.教育と経営が共存する秘訣
4.若者の心をつかむ情報発信力
5.近大が日本一へと躍進した原点





大阪・梅田と銀座にある「近畿大学水産研究所」は、近大が設立したベンチャー企業が出店した料理店だ。近大の研究成果である、近大マグロなどの養殖魚を提供する。またこの店は、学生制作の陶芸の器を使う、学生考案のメニューを提供するなど、近大生の実学教育の場にもなっている。
「近大マグロ」は、エリートではない「中間層」を作る近大の実学教育や、同大学の研究の実際を分かりやすく伝える最強のコンテンツとして機能している。
近大の教職員が携帯する手帳の最初のページには、この「三つの目標」が掲載されている。教職員たちは皆、迷ったときにはそこに立ち戻るのだという。「三つの目標」は、「絶対やったろう」と士気を奮い立たせる、全教職員の精神的支柱になっているようだ。
著者が取材を通じて出会った近大の教職員は、誰もが近大のあるべき姿、将来像を生き生きと自分のことのように語っていたという。近大躍進の理由は、彼らが目標を共有し、同じ方向を向いて努力を続けていることにあるのだろう。