『50代から始める知的生活術』 ‐「人生二毛作」の生き方
著 者:外山 滋比古
出版社:大和書房(だいわ文庫)
発 行:2015/02
定 価:650円(税別)
出版社:大和書房(だいわ文庫)
発 行:2015/02
定 価:650円(税別)
【目次】
1.意気軒昂80代へ向けて
2.脳を生き生きとさせる
3.つきあいの作法
4.知的生活の知恵
5.新しい人生を切りひらく
1.意気軒昂80代へ向けて
2.脳を生き生きとさせる
3.つきあいの作法
4.知的生活の知恵
5.新しい人生を切りひらく





本書は、91歳にして最前線で活躍する著者が、年齢を重ねても気力にみなぎる人生を送るにはどうしたらよいのか、そのために若いときからどんな心構えをもって生きれば二毛作人生を送られるかを、自らの体験を踏まえながら述べている。
一般企業の場合、たいていは定年を前に決断を迫られるが、第二の人生を充実させたいなら、資産形成のトレーニングも、新たな仕事を見つける試行錯誤も早いほうがいい。「五十にして天命を知る」との孔子の言葉に従えば、50代のテーマは2回目の作つけの種を決めることにある。50代は天の命とも言うべき、後半生の自分の生き方を決するときであり、すでに人生の後半戦の戦略を決めていなければならないのだ。
また、第二の人生の道のりは長いので、自分なりのアイデアや発想は、無理にまとめず、ワインの熟成を待つように寝かせておくと、だんだん純度が高まっていく。かつて、アメリカのウォルト・ロストウという経済学者は、彼の名を世界的にした論文のはじめに「このテーマは学生のときに思いついた」と書いている。寝かせた思考が熟成するまで、実に20年も待っていたのである。第二の人生を歩み出そうとするとき、心のどこかに眠っている思考の種を探してみると思いがけない発見があるかもしれない。