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【デジタル公民館まっさき 令和7(2025)年度活動】

まっさき町民文化祭「AI体験コーナー」実施結果

1.活動概要
本活動は、今話題のAIを子どもからご高齢の方までどなたでも気軽に体験していただくことを目的に、「まっさき町民文化祭」において「AI体験コーナー」を実施しました。
項目 詳細
活動名 まっさき町民文化祭「AI体験コーナー」(みんなでAI体験!)
主催 デジタル公民館まっさき
場所 末崎まちづくり協議会(ふるさとセンター)
開催日時 2025年10月18日(土) 13:30/14:30/15:30(各回60分予定)
10月19日(日) 09:00/10:00/11:00/13:00(各回60分予定)
対象 子どもからご高齢の方までどなたでも(親子での参加も大歓迎)
内容 体験メニュー:以下3つについて希望を伺い体験をしていただいた
① かざして調べる:カメラ検索 (Googleレンズ)
  写真や文字から、花や虫の名前などを調べる
② 会話してみる :会話型AI (Gemini)
 旅行の計画や献立、手紙の文案などを質問する
③ AIで記念撮影 (鉛筆風、ジブリ風など)
 撮影した写真をAIで「鉛筆風」「ジブリ風」「どうぶつの森風」などに変換
実施体制 スタッフ(6名)
受付1名、体験対応4名(1班 2名、2班 2名)、技術支援1名
※今回はAVCC/メディアリンク 従業員よりボランティアとして希望者を募った
広報 チラシ1,400戸配布、館報まっさき(第369号)に掲載
https://www.massaki.jp/wp-content/uploads/2025/09/R7-%E9%A4%A8%E5%A0%B19.pdf
メディア取材 東海新報 令和7年 10月19日発行号掲載
2.実施結果:参加状況
2日間の活動を通じて、合計27組、延べ32名にご参加いただきました。
参加者のほとんどが「まっさき町内」から来場されました。また、両日参加の方も3名いらっしゃいました。※目標は、14組
日付 参加組数 参加人数
10月18日(土) 13組 16名
10月19日(日) 14組 16名
合計 27組 32名
3.アンケート集計結果
2日間で回収されたアンケートは合計25件です(10月18日:13件、10月19日:12件)。
※以降の集計結果は、各質問への有効回答数(N数)に基づいています。

3-1. 参加者の年代構成 (N=23)

年代が記載された有効回答23件中、60代の参加が9件と最も多い結果となりました。10代(家族含む)から80代まで幅広い層が参加しており、特に高齢者層(60代以上)が参加者の過半数(16件/N=23)を占めており、高齢者層からの関心が高いことが確認できます。
年代 回答数 (N=23)
10代(または10代含む家族) 5件
50代 2件
60代 9件
70代 3件
80代 4件

3-2. 来場のきっかけ (N=23)

来場のきっかけは、「人からの紹介」(8件)や「館報」(5件)が主要な動機となっています。チラシ配布(1,400枚)は直接的な動機としては1件でしたが、「人からの紹介」「館報」のきっかけの背景として認知度向上に寄与した可能性が考えられます。
来場のきっかけ 回答数 (N=23)
人からの紹介 8件
館報 5件
通りがかり 3件
その他 4件(毎年文化祭にきている/前日も参加したなど)
呼び込み 2件
チラシ 1件

3-3. 参加時の同伴者

「ひとり」での参加が最も多く見られましたが、「家族」での参加(親子連れ)も多数ありました。
誰ときたか 発生件数 (延べ)
ひとり 11件
家族 6件
友人 3件
その他 1件(出展者)

3-4. 体験後の感想 (N=19)

体験後の感想は、「おもしろかった」が15件となっており、満足度が高かったことが伺えます。
感想 回答数 (N=19)
おもしろかった 15件
難しかった 1件
便利そう 1件
その他 2件(参考になったなど)

3-5. 今後のAI利用意向および参加意向 (N=17)

今回の体験を契機に、今後のAI利用および継続的なブース参加への強い意向が確認されました。「使いたい」「したい」という回答がいずれも16件に上りました。
質問 使いたい/したい わからない/空欄
今後AIを使いたいか 16件 1件
今後参加したいか 16件 1件

3-6. 滞在時間

「AI体験コーナー」における参加者19組(アンケートに開始・終了時刻が記録されている19件)の平均滞在時間は、27.4分でした。
当初予定していた「各回60分」と比較して短い時間となっており、限られた時間内で効率的に体験を完了したと思われます。一方リピーターで最長の60分滞在した参加者もいらっしゃり、「わからないことが、できるようになった」と、具体的な課題解決のために時間を費やしたケースもありました。
今回のテーマのようにAIを「体験」するという目的であれば30分程度で十分だと考えられますが、具体的なデジタルデバイドの解消や個別の課題解決を目的とする場合は、60分以上の十分な対応時間が必要であることが明らかになりました。
項目 10月18日(土) 10月19日(日) 平均
平均滞在時間 28.5分 26.6分 27.4分
4.特記事項・利用者からのフィードバック

4-1. 具体的な体験事例

・カメラ検索について、「瞬時に調べられるのでよかった」という声があり、特にキノコ検索に関心を示す参加者がいました。
・碁石海岸のゆるキャラ作成が「とてもよかった」と好評でした。また、AI記念撮影では、お子さんがフィギュア版の写真撮影を希望し、ドジャースのユニフォームに変換して喜んでいただいた事例もありました。
・10代の参加者で、会話型AIのGeminiを日頃から「よく使っている」方もいらっしゃいました(保護者同伴)

4-2. 参加者からの要望・課題

AI体験以外の、具体的なデジタル機器利用に関する困りごとも寄せられました。(パソコンよろず相談で訪問していた際に、お越しになっていた方々)
機器・OSに関する課題: スマートフォンが動かない、またはWindows 7の古いパソコンでのメール受信に関する相談がありました。
設定・アプリに関する課題: キャリアメールの迷惑メール対策に関する相談や、子ども(孫 小学生以下、自分のスマホは所有していない)のYouTubeやTikTok視聴に関するペアレントコントロール設定の相談がありましたが、後者については対応時間が不足し未解決のままとなりました。
5.考察と今後の課題
今回の「AI体験コーナー」は、60代を中心とした幅広い年代層にアプローチし、32名の町民の方にAI体験を提供することができました。アンケート結果が示すように、参加者のAIに対する関心度は非常に高く、多くの町民の方が今後もAIを利用したい、継続して参加したいという強い意向を持っています。

私たちが目指したのは、町民の方々に「スマホやAIを活用すると、もっと色々な事ができる」と実感してもらい、「もっと上手く使えるようになろう」という"動機付け"を提供することでした。アンケートの強い参加意向から、この目的は達成できたと考えています。

また、持ち込まれた具体的な相談内容から、地域住民のデジタル活用におけるニーズが、単なるAI体験に留まらず「日常的なデジタルデバイド解消」や「具体的な生活課題解決」にあることも改めて浮き彫りになりました。

今後は、今回持ち込まれた課題を支援活動の計画に組み込み、より地域に根差したデジタルサポートを提供することで、アンケートに見られた高い参加意向(16件が継続参加を希望)の受け皿となる具体的な支援に繋げることが重要です。

一方で、私たちだけの活動には限りがあります。今回参加された方の中にも、スマートフォンやAIを使いこなしている方がおられました。こうした地域の方々が「教える側」に回っていただくことが、まっさき地区全体のデジタルデバイド解消に繋がる鍵となります。まっさき地区の中で「得意な人が苦手な人を教える」、まさに"デジタル公民館活動"のムーブメントが起こることを後押ししていくことが、私たちの次なる重要な役割だと考えます。

最後に、今回の活動に多大なるご支援・ご協力をいただいた末崎まちづくり協議会の皆さま、まっさき地区のみなさまに改めてお礼を申し上げます。「どこ竹inまっさき様」からは、素晴らしい作品「鼓動」も頂戴いたしました。また、互いに協力を惜しまず活動した社内ボランティアメンバー6名にも深く感謝します。
関連素材
①チラシ ②体験メニュー表
活動風景
どこ竹inまっさき様「鼓動」
以上