これからのAI社会をどう生きるか
第1回:AI社会の現在地と「情報的防衛」
第1回:AI社会の現在地と「情報的防衛」(本動画)
AIはもはや「道具」ではなく、私たちが生きる「環境」へと変わり始めています。画面を飛び出し現実を動かす"フィジカルAI"、そして情報の濁流から自分を守る「情報的防衛」とは何か。印刷・自動車に続く"第三の革命"の現在地を確認しながら、この新しい日常をどう歩むべきか、その視点を探ります。
第2回:これからのAI社会に求められるしごと力
第3回:AI社会と日本人のこれから
◆これまでに公開された関連動画
2020年4月30日 AI社会に求められるしごと力 ~行動力コンピテンシーの基礎と実践~
・第一部 AI社会に求められるしごと力 https://www.kk2.ne.jp/program/ai_compe/3070
・第二部 行動力コンピテンシー(個人的な行動力)https://www.kk2.ne.jp/program/ai_compe/3225
・第三部 行動力コンピテンシー(対人的な行動力) https://www.kk2.ne.jp/program/ai_compe/3266
・第四部 コンピテンシーの評価と目標設定の活用 https://www.kk2.ne.jp/program/ai_compe/3274
2017年3月30日 グローバル社会と日本人に求められる力
・1.グローバル社会と日本人 https://www.kk2.ne.jp/program/global/1181
・2.今、日本人に求められる力 https://www.kk2.ne.jp/program/global/1182
・3.これからの日本人のキャリアデザイン https://www.kk2.ne.jp/program/global/1183
皆さんこんにちは 伊庭野基明です
2017年に『グローバル社会』
2020年には『AI社会に求められるしごと力』 を
KK2のしごと力向上ライブラリとしてお届けしてきました
それからわずか数年 私たちが今立っているのは
かつての予測をはるかに超えた地点です
今回は 技術をまとい行動する社会について
「これからのAI社会をどう生きるか」をテーマに
3回シリーズでお伝えしていきます
第1回は AI社会の現在地と情報的防衛です
私がKK2で活動してきた2008年からこれまでの
およそ20年の社会の流れを振り返り
今 そして これからのAI社会をどう生きるか
私なりの視点で お伝えします
100年前 馬車に取って代わり
自動車が社会の風景を一変させたように
AIは今 単なる『道具』から 私たちがその中で生き
行動する『環境』へと変容を始めています
たとえば 現在
画面を通して行われるAIとの対話は
そのフィールドを超えて現実世界を動かす
『フィジカルAI』へと進化しようとしています
これはつまり ロボットや車 ドローンなど
実体を持った存在として AIが自立し
人間と同列に社会活動を始めることを差します
これらは あらゆる業務に溶け込む「見えないインフラ」として
私たちの日常を再定義しているのです
この新しい日常を 私たちはどう歩むべきでしょうか
デジタル化が進む一方で 私たちは情報の濁流の中にいます
ディープフェイクやアルゴリズムによる
認知への影響が深刻化する今
単に情報を健全に摂取する『情報的健康』だけでは
自分自身を保つことが難しくなっています
情報的健康とはつまり
健康のために偏食を防ぐのと同じように
自分好みの情報だけに偏るのではなく
幅広い視点で情報を集め、かつ
フェイクニュースや極端な意見に惑わされないように
情報の免疫力を高めることです
自動車の運転に免許と交通ルール
そして安全意識が必要なように
AI社会では自らの意思と尊厳を守り抜く『情報的防衛』が
安全に社会を歩むための必須条件となります
情報的防衛とは 単なる守りではありません
AIという強力な『能力拡張の道具』を使いこなしながら
人間が次の進化へと進むための必然的なステップなのです
かつて 印刷技術が届けた活字は
より多くの人に『知』を広め
自動車が人やモノの移動である『足』を広げたように
第三の革命として AIは私たちの『思考』を拡張していきます
しかし 革命的な技術であっても
人間にしかできないこと 伝えるべき情報を定め
目的地を決め ハンドルを握り 責任を持って行動するのは
常に人間にしかできません
仮想技術が実体を持つフィジカルAIの時代だからこそ
共感し 倫理を重んじ 自分の頭で考え抜くという
『人間特有の領域』を磨き直すこと
それが最高の防御となる情報的防衛であり
AIという環境を乗りこなすための最大の武器になります
今回は AI社会の現在地と情報的防衛について見てきました
私たちは今 技術を『能力拡張の道具』として
最大限に活用しながらも 自分という主導権を渡さない
『情報的防衛』のステージに立っています
しかし 情報的防衛を固めることは
技術を拒絶することではありません
人間がより自由に技術を『まとう』ための準備として捉え
AIが秘めている技術力を足掛かりに
人間力を深めていくことが大切です
出演者紹介
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伊庭野 基明 氏KK² グローバルキャリアカウンセラー1951年東京生まれ。慶応大学工学部管理工学科卒。
人間工学(教育工学)専攻。
1974年日本IBM入社、SE、営業を担当。
1986年ノースウエスタン大学経営大学院ケロッグスクール修了。1987年リクルート入社、国際部、情報システム事業担当取締役。
リクルート米国法人社長など17年間勤務。
米国にて、IT事業、不動産事業、人材事業を担当し、2003年退職、NYにてコンサルティング会社(MHI)設立。
2005年慶応義塾大学デジタルメディアコンテンツ統合研究機構特別教授。
2008年企業契約アドヴァイザー。
ビジネスコーチ、一般旅行主任。
現在、KK²グローバルキャリアカウンセラーとしてキャリア関連プログラム開発運営に従事。
※プロフィール、写真はプログラム公開時のものです




