2016年度第4回「デジタル公民館まっさき」活動

2016年度第4回「デジタル公民館まっさき」活動

収録日2016年12月10日(土)~11日(日)(今年度最終回)

収録時間4分01秒

セミナーパンフレット アンケート結果
2011年秋以降、5年半、40回に及ぶ復興支援ITボランティ&デジタル公民館まっさき活動の最終会を12月10日-11日の2日間、パソコン・インターネットよろず相談・熊野神社式年大祭映像記録上映会・ミニ門松づくり・まっさき活動意見交換会と盛りだくさんのプログラムで実施させていただき、関係者の方々に多数ご参加・ご出席いただき、実のある活動となりました。都会のよそ者活動スタッフを快く受入れ、交流していただき本当にありがとうございました。今後のことについての話し合い、意見交換の概要についても報告させていただきます。また、学生スタッフが撮影・編集した活動の様子を公開しますので、ぜひご視聴ください。パソコン、ミニ門松づくりなど、まっさきの方々も活動スタッフも真剣にかつ楽しく取り組んでいる姿が微笑ましいです。
2016年度第4回「デジタル公民館まっさき」活動

INDEX

  • 「デジタル公民館まっさき」12月活動記録映像 (4分01秒)
    撮影・編集:関根ハンナ(早稲田大学)

2016年度第4回「デジタル公民館まっさき」活動 詳細情報

主な活動スケジュール 集合時間・場所(新幹線利用)
12月10日(土) 9:40 一ノ関駅の西口 在来線改札口付近
(東京駅 07:16発 一ノ関駅 09:30着 はやて111号 利用者を想定)
*一ノ関駅->末崎地区公民館はレンタカーで移動
  解散時間・場所(新幹線利用)
12月11日(日) 17:30~18:15 一ノ関駅の西口 在来線改札口付近
(一ノ関駅 18:37発の新幹線やまびこ54号利用者を想定)

*その他の方法で会場へ来られる方は事務局まで時間・ルート・方法などについてご一報ください。
募集人員 8名
参加費 企業・団体・自営業者等、社会人の参加に伴う往復交通費は参加者負担とし、新幹線など交通チケットの手配・購入は各自でお願いします。学生の応募につきましては毎回2名程度KK2事業費負担とします。宿泊費、活動中の食費、レンタカー代等は社会人・学生ともKK2事業費負担と致します。ボランティア保険は各自負担いただきます。
申し込みについて 復興から地方創生へ 今年度の「デジタル公民館まっさき」活動について、http://www.kk2.ne.jp/kk2/biz01/p1-14.html/
並びに事業計画書・収支計画書・参加ガイドラインをご一読のうえ、ご賛同いただけましたら「セミナー申し込み」ボタンよりお申込み下さい。なお、初参加や首都圏以外からの参加希望など、事前にご質問・ご相談がある場合は係までお電話ください。
申込締切:12月2日(金)
※定員に達し次第閉め切りとさせていただきます。
事前ミーティング 活動スタッフのみなさんには事前ミーティングへのご参加をお願いしています。
また、遠方で参加が難しい場合は、スカイプ等でのご参加を検討します。
日時:平成28年12月6日(火) 19:00~
場所:霞が関ナレッジスクエア ラウンジ
主催・問い合わせ先 霞が関ナレッジスクエア 「デジタル公民館まっさき」係

〒100-0013
東京都千代?区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート
西館ショップ&レストラン3F (西館奥 エスカレーター上がる)

TEL 03-3288-1921

2016年度第4回「デジタル公民館まっさき」活動 12月活動報告

 「デジタル公民館まっさき」12月活動(10日-11日)は、事業計画上今年度最後の現地活動となることから、締めくくりとしてかなり盛りだくさんのプログラムを組みました。幸いにも個々のプログラムとも企画意図に沿って行われ、無事終了しました。
  1. パソコン・インターネットよろず相談
  2. 熊野神社式年大祭記録映像上映会
  3. ミニ門松づくり(どこ竹@武蔵野三鷹 まっさきグループ主催)
  4. まっさき活動意見交換会
 今回「パソコン・インターネットよろず相談」は、お祭りやミニ門松の写真を活用して、年賀状デザインに取り組もうと事前に広報しました。参加者は筆まめなどのアプリケーションソフトをインストールしたパソコンや、初日の出の写真データなどを持参し、活動スタッフのアドバイスを受けながら年賀状をデザインしていました。クリエイティブで楽しいよろず相談になりました。
 「熊野神社式年大祭映像記録上映会」は、上映したDVDとスタッフが撮影した写真のファイルを上映終了後に寄贈することを、式年大祭実行委員会を構成する7集落・7祭り組関係者に通知したこともあって、各祭り組から実行委員長ら地域リーダーが出席しました。デジタル公民館活動として疎遠のままだった地域リーダーの方々に最後の機会でコンタクトすることができました。
 デジタル公民館活動の中から誕生したどこ竹@武蔵野三鷹まっさきグループによる「ミニ門松づくり」は、今回で3回目。今や地域にすっかり定着しました。親子、夫婦、孫と祖父母、知り合い同士など老若男女が集い、運営側と参加者側が一緒に楽しむ、よいイベントになりました。
 プログラムの最後に行った「まっさき活動意見交換会」は、12月活動終了後、「公民館と地域の方々の自助共助で何をどう継続していくか」、「よそ者活動スタッフが予算とプログラムを用意する出前活動に地域の方々が参加するこれまでのスタイルから、地域の方々が自主的にやりたい活動に取り組み、よそ者チームは地域の要請を受けて応援に来るスタイルへ移行できないか」、とする来年以降の課題を、土壇場で率直に話し合う場として前回に続いて設定しました。活発に意見が飛び交いましたが、すぐに結論が出る話ではありませんので、地域の方々でじっくりご検討いただくということで引き上げさせていただきました。
 参加者アンケートの自由記述には、
  • パソコンなど、地元のグループを作って続けていきたいと思います。門松づくりも続行したいと思います。霞が関の仲間の方々とは、例えばネットやラインなど今後も何らかの形でかかわっていきたいです。
  • 被災跡地の利活用、碁石観光開発、交流人口の増加等、地域の課題解決と将来展望に向けた復興活動に取り組んでいきます。また、期待することは、外部の住民目線での指摘事項・提案事項、交流と情報拡散です。
などの意見も寄せられており、今後の地域主体の活動が期待されます。

1.活動スタッフ参加者

参加者:10名
(内訳)
(男性7名、女性3名/大学生2名、社会人8名)
  • アソシエイト層(~34歳) 2名
  • リーダー層(35~49歳) 2名
  • シニア層(50歳~) 6名
内訳円グラフ

2.活動場所

活動場所:大船渡市末崎地区公民館 (ふるさとセンター)
(岩手県大船渡市末崎平林字81)

3.活動スケジュール:2016年12月10日(土)~11日(日)

活動スケジュール

4.12月10日(土)活動概要

(1) PCネットよろず相談 13:30-16:00
場所:末崎地区公民館(ふるさとセンター)2階会議室
(現地参加者 8名、スタッフ参加者 10名)
 第1日目参加者は常連さん中心に8名、アンケートではインターネットの閲覧6名、メール6名、フェイスブック(FB) 5名でした。
 パソコンを立ち上げ、FBを開いてうまく使えていないお困り事をスタッフに相談したり、プロフィール写真の差し替えにチャレンジしたり、筆まめを開いて年賀状のデザインワークに取りかかったり、碁石地区の景勝地、日の出、祭りの写真をセレクトするなど、楽しみにしていただいていた寄り添いパソコン活動を楽しんでいました。年賀状デザイン、年賀状づくりに取り組まれる方が参加者の多数を占め、中には碁石海岸の素晴らしい初日の出の年賀状の印刷した方もいて、拍手で盛り上がりました。具体的な相談と対応の内容について詳細はスタッフ・アンケートを参照ください。
 また、アンケートの自由記述では、自分のカルテを参照し、自分の取り組み、スキルアップの足跡をたどり、今回で終了となるかもしれないこの活動を惜しむ声も寄せられました。
(2) 熊野神社式年大祭映画界上映会 18:00-19:00
場所:末崎地区公民館(ふるさとセンター)2階会議室
(現地参加者20名、スタッフ参加者 10名)
上映会
 冷え込みが厳しい夜の上映会ということで地域の方々が来てくれるかどうか心配していましたが、梅神組、小河原組、門中組、西舘組、碁石組、山根組、三十刈・・・の中森熊野神社の氏子集落、7地域の祭典実行委員長や末崎町の愛林公益会役員など20名に出席いただき、文化祭会場で上映した「熊野神社式年大祭映像記録」のDVD(37分)の上映、スタッフが撮影した祭り組ごとの写真ファイル、一部パネル写真などを展示、みなさんに楽しんでもらいました。また、祭りの記録映像は、静かに観るものでもなく、ワイワイガヤガヤみんなで楽しむ場にしたいということから、吉田力男さん(碁石組実行委員長)を弁士に依頼、解説・コメント付きの上映会を行い、上映後、総括コメントをいただきました。
・震災後、女性陣の手踊りが復活できていないことにふれ、手踊りがないと華やかさに欠けるが、手踊りがあった時は、女性陣は午前2時から自分の化粧と着付けを行い6時から子どもたちの化粧と着付けを行うなどたいへんだった。
・各集落の人口も減少しており各祭り組とも、虎舞や七福神の踊り手、笛や太鼓の囃子方、山車の引き手、神社神輿の担ぎ手、式典役員などを揃えるのが大変。4年後の祭りを各集落単独で頑張って乗り切れるかどうかは心配だ。
・・・などなど、自分たちが暮らす地域のアイデンティティである祭りをどう持続していくか、地域コミュニティのこれからについて、考え学ばせていただいた上映会でした。

5.12月11日(日)  活動概要

(1) 竹とんぼグループ 活動 9:00-12:00
場所:末崎地区公民館(ふるさとセンター)2階会議室
(現地参加者43名、スタッフ参加者 10名)
 ミニ門松づくりは、前日に竹、松、縄、まつぼっくり、飾り物などの準備作業を行いました。また、新規希望者2名に平成竹とんぼ教室の講師育成指導を行うなど、マイペースですが竹とんぼグループ活動は一歩一歩定着してきました。
 本番の11日、文化祭で写真を見て、自分も参加したいと言っていた親子2組を含め、参加者は43名に昇りました。用意した材料50セットはほぼ完売。運営側はまっさきグループ7人の侍に、お世話、救護、褒め係などを分担した居場所おたすけたい4名も加わって、イベントを盛り上げました。活動スタッフ10名も竹切り、縄結びなどの作業のサポートと、完成品を手にした記念撮影などを担当、みんな楽しませていただきました。末崎町の竹と松を用いたオリジナルなミニ門松づくりの素晴らしさに参加者のみなさん満足度100%、笑顔いっぱいでした。
 アンケートではミニ門松づくりを絶賛、継続を希望する声が多く、まっさきグループの村上正吉代表(船河原在住)も意欲を新たにしていました。
◆準備
◆作業
◆記念撮影
(2) PCネットよろず相談 13:00-14:30
場所:末崎地区公民館(ふるさとセンター)2階会議室
(現地参加者 9名、スタッフ参加者 10名)
 第1日目同様、年賀状デザインやフェイスブック、写真を添付して送付するなど、短時間でしたが、それぞれ課題にチャレンジしていただきました。
(3) まっさき活動 意見交換会 14:45-15:45
場所:末崎地区公民館(ふるさとセンター)2階会議室
(現地参加者15名、スタッフ参加者 10名)
 5月活動時より、デジタル公民館活動のベースである「パソコン・インターネットよろず相談」活動の今後について、地域の方々で自主グループをつくり、トラブル対応に強い人の参画も得て、次年度以降につなげたいと、公民館や参加者に働きかけてきました。しかし、料理や生け花、舞踊、縫製などの趣味の活動と異なり、パソコン活動は簡単に核になる人たちが育ちにくい、ということと、地元在住在勤でパソコンやネットに強い人はいても土日に時間の融通が利かないため、一緒に活動するに至らず、よそ者活動スタッフ主体の活動から脱皮の道筋がつけられないまま、12月の活動を迎えてしまいました。意見交換会の場で参加者からいろいろ意見が出され、公民館でも住民の要望に耳を傾けていました。
 5年半の活動に一応ピリオドを打ち、これ以降は公民館・地域の方々の要請に基づいて活動を検討、具体的な要請があれば霞が関ナレッジスクエアの事業計画として検討するということで、この場をお開きにさせていただきました。5年半にわたり都会育ち・都会暮らしでふるさとや田舎を知らないよそ者に被災地体験、地方体験を受け入れ、交流させていただいたことで、多くのことを学び、感じさせていただきました。スタッフの中には個人として引き続きイベントのお手伝いなどで訪問するメンバーもいると思います。また、メールやフェイスブック、テレビ会議での交流、相談・アドバイスは引き続き可能だと思いますので2018年以降もよろしくお願いします。
●田中康裕氏プロフィール
東京大学大学院経済学研究科・経済学部 特任研究員、NPO法人Ibasho Japan 副理事長、ハネウェル居場所ハウス メンバー