邦楽展vol.28~Koto Collection Today~
邦楽展vol.28~Koto Collection Today~
収録日 2016年 6月29日(水) 開場 18:30 開演 19:00
「邦楽展」コンサートは箏、特に二十絃箏のための新しい音楽の可能性を探るべく1997年に開始し28回目になります。作曲家への委嘱活動は1997年から始め、2014年には委嘱作品の中から選りすぐった作品をCD制作しました。今回は、ニュージーランドから短期滞在中のD.ラルデリ氏と昨年に引き続き久田典子氏に新曲を依頼、他にも過去の委嘱作品や往年の名曲など、聴きごたえあるプログラムとなっております。
●プログラム (予定/曲順未定)
委嘱新作:久田典子「神話の国の心象風景」2016 ~二面の二十絃箏のための~
委嘱新作:ディラン・ラルデリ<Dylan Lardelli>
~二十絃箏とギターのために~2016
木下正道「石をつむ」2010~歌と二十絃箏のための~
守田裕美子「つれづれ草」~十三絃箏ソロのための~2012/2013
三木稔「ひなぶり」~二十絃箏とフルートのための~1975
三木稔「三つのフェスタルバラード」1954/1975
~三面の二十絃箏と十七絃箏のための~
INDEX
久田典子:神話の国の心象風景3,4(2016/邦楽展委嘱初演)
二十絃箏/吉村七重・下田れい子 3.堅琴と魔法の槍(ケルト神話) 4.光る森(北欧神話) (12:43)
三木稔:ひなぶり フルートと二十絃による(1975)
フルート/木埜下大祐(客演) 二十絃箏/丸岡映美 (11:33)
三木稔:三つのフェスタルバラード(1954/1975編曲)
二十絃箏Ⅰ/田村法子 二十絃Ⅱ箏/坂本ゆり子 二十絃Ⅲ箏/下田れい子 十七絃箏/丸岡映美 Ⅰ 市のおもいで アセチレンガスのにおう夜のざわめき Ⅱ 夜の地車(だんじり) 祭りに疲れて鎮守の森に帰る地車 Ⅲ 木偶(でく)まわし 阿波木偶と、よき時代の大道芸をおもう (19:50)
出演者紹介
吉村七重
従来の伝統的な古典箏曲、十三絃箏の演奏と同時に、1971年以後新しい表現を求めて二十絃箏を手掛ける。多くの作曲家の協カを得て新たな可能性を拓く二十絃箏の世界を展開、新作初演は100曲を数える。海外の現代音楽祭他からの招聘も多く、パリ・ウィーン・ロンドン・ニューヨークでのリサイタルを始め日本を代表する箏演奏家として日本文化の紹介、国際交流に大きく貢献している。 平成24年春・紫綬褒章受章、2010年芸術選奨文部科学大臣賞、第19回朝日現代音楽賞受賞。1992年文化庁芸術祭賞、1993年第三回出光音楽賞他多数受賞。古典から委嘱作品による現代音楽まで多くのソロCDを日本(カメラータ・トウキョウ他)やアメリカ(Celestial harmonies)からリリース。日本現代筝曲研究会を主宰し、「Koto Collection Today 邦楽展」では若手演奏家の育成に努めている。2014年その委嘱作品によるCDをプロデュース。
客演:ディラン・ラルデリ(作曲・ギター)
ニュージーランド・ウェリントンVictoria大学マスター
2009~10年DAAD奨学金を得てドイツに留学。03年アジア・作曲家連盟主催 若手作曲家コンクール第1位。作品はアムステルダム・ダルムシュタット現代音楽祭などで演奏されており、特に中国、日本、韓国の演奏者たちとの交流を重ねている。ニュージーランド音楽祭には佐藤紀夫(ギター)吉村七重(二十絃箏)宮田まゆみ(笙)鈴木俊哉(リコーダー)などの演奏家や久留智之(作曲)を招聘している。自身はNZ交響楽団ともギターでの共演がある
客演:木埜下大祐(フルート)
東京成徳短期大学准教授、金沢市民芸術村音楽ディレクター
2010年ブレーメン大学卒業後グイヤンシンフォニーオーケストラ主席フルート奏者ソリストに転出後、現代音楽を中心に幅広いジャンルで活躍している。作曲家としても活動し、2013年に初演されたオペラ「東京ファウスト」は好評を博した。
久田典子(作曲)
日本現代音楽協会会員、東京音楽大学作曲科非常勤講師
作品はヨーロッパ、アメリカ、メキシコ、アジア各地で演奏されている。2000年チューリッヒにて室内オペラ「地獄絵」がヨアヒム・シュルーマー演出、Ensemble fur neue musik Zurichの演奏で上演される。2006年CD発売記念コンサートとしてチューリッヒ、バーゼル他で個展が開催される。2007年スイスのアーティスト、ペーター・レグリ氏とのコラボレーション作品「10 Seconds」が上演され「reality hacking No.237」として掲載される。2008年より二十絃筝作品の執筆を開始、2015年邦楽展委嘱作品「神話の国の心象風景」は二面の二十絃筝作品のシーリーズとして執筆継続中。2016年4月スイスにて「黄色いレンガに導かれて」の初演が予定されている
田村法子
邦楽展メンバー、正派邦楽会大師範、昭和音楽大学非常勤講師
2004年賢順記念全国箏曲コンクール第1位、08年第8回現代音楽演奏コンクール独奏部門3位古典の演奏と共に、現代音楽祭などでの初演演奏も多い、初演作品は12作品を数える。NHKテレビ「芸能花舞台」にはタクシーム(西村朗作曲)鬢多々羅(伊福部昭作曲)を演奏ほか、NHKラジオ邦楽百番など出演も多い。地元仙台でも多くの後進の教育をしている。震災後の福島県いわき市では中高生の指導にも力を入れている。
坂本ゆり子
邦楽展メンバー、正派邦楽会大師範
2008年日本現代音楽協会・朝日新聞主催第8回現代音楽演奏コンクール合奏部門2位。地元新潟上越市にて古典箏曲や二十絃箏コンサート他を企画主催、普及に努めて回数を重ねている。現代音楽祭などへの出演も多く昼<断章>(南聡2008)バガテルⅢ~(杉山洋一2013)他初演。NHKテレビ「日本の芸能」NHKラジオ「邦楽百番」など出演。2012年ニュージーランド現代音楽祭では、Dラルデリ作曲「HIKIIRO」二十絃箏ソロ初演。
丸岡映美
邦楽展メンバー、正派邦楽会師範、日本音楽集団団員、昭和音楽大学非常勤助手
古典箏曲のほかに、特に貴重な十七絃箏奏者として活躍、地元金沢では1999年、2004年にリサイタル開催、他活動を広げている。現代作品初演は、つむぎ歌(田中吉史2002)プレイアデス舞曲集<昴>(吉松隆2004/2005)ワープ航法(徳永崇2012)他多数。NHKテレビ「芸能花舞台」では鬢多々羅(伊福部昭作曲)で演奏ほか、NHKラジオ「邦楽百番」など出演も多い。
下田れい子
邦楽展メンバー、生田流宮城社師範、熊本県文化懇話会会員
地元熊本にて、1999年二十絃箏リサイタル開催。2005年「邦楽展1Vol.14in熊本」開催成功に導く。2011年より二十絃箏コンサートシリーズ「箏の響き」を隔年に展開、現代箏曲の普及に努めている。25年には神話の国の心象風景/(久田典子2015)を初演。NHKラジオ「邦楽百番」などの出演も多い。地元では子供教育にも力を注いでいる。
山田由紀
邦楽展メンバー、生田流宮城社師範
2000年 賢順記念全国箏曲コンクール第1位、宮城道雄記念全国箏曲コンクール第1位「コンテンポラリーα」台湾公演 (2000年)、2001年~2006年吉村七重・三橋貴風ツァーに同行ニューヨーク、ドイツ、ロシアにて演奏。「アンサンブルKAI」タイ公演(2014)ロスアンゼルス・サンディエゴ公演(2015)にて演奏。積極的に演奏活動を展開している。
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
邦楽展vol.28~Koto Collection Today~ 詳細情報
日時
2016年 6月29日(水) 19:00-(開場 18:30)
会場
霞が関ナレッジスクエア(KK2) 『スタジオ』
料金
前売り(事前振込) ¥3,000(本体価格2,778円 消費税222円) 【振込先】三菱東京UFJ銀行(0005) 市ヶ谷支店(014) 普通預金 No.1458271 霞が関ナレッジスクエア 当日 ¥3,500(本体価格3,241円 消費税259円) ※KK2有料メンバーは上記金額より500円引き ※事前振込のキャンセルについて ご返金は、6月22日(水)までにご連絡をいただいた場合のみとさせていただきます。 ご了承ください。 ※振込手数料はお申込者負担とさせていただきます。
申込方法
(1)WEBでのお申し込みはこのページの右上にある「申し込み」ボタンから ※無料WEB会員への登録が必要になります。 (2)FAXでのお申し込み パンフレット裏面のFAX申し込みフォームをご利用ください。 FAX:03-5157-9225 (3)吉村七重箏研究所 mail:nanaekoto@aol.com FAX:03-3673-6109
お問い合わせ
霞が関ナレッジスクエア(KK2) TEL:03-3288-1921 9:00~18:00(月~金 平日のみ)
主催
吉村七重
共催
霞が関ナレッジスクエア(KK2)