『職場に奇蹟を起こす ディズニー流やる気マジック』(志澤 秀一 著)

『職場に奇蹟を起こす ディズニー流やる気マジック』

『職場に奇蹟を起こす ディズニー流やる気マジック』(志澤 秀一 著) 

著 者: 志澤 秀一
出版社: ぱる出版
発 行: 2013/03
定 価: 1,470円


【目次】
 1.“やる気”こそがディズニー・マジックを生む
 2.ディズニー流5つのエッセンス
 3.【アトモスフィア・マジック】見た目を変えよう!
 4.【ロールプレイ・マジック】ポジティブに演じよう!
 5.【マインドセット・マジック】頭の中を切り替えよう!
 6.【リーチングアウト・マジック】仲間のことに目を向けよう!
 7.【ピグマリオン・マジック】期待を感じよう!

  • ■ディズニー 5つのエッセンス

     開園して30周年を迎える東京ディズニーランド。その組織づくり・人づくりのすばらしさをときほぐすと、「やる気」というキーワードが出てくる。本書は、東京ディズニーランドでのキャスト教育経験を持つ著者が、ディズニーのノウハウを再度掘り起こし、多くの会社で活用可能なディズニー・マジックのエッセンスを取りだして一つにまとめたものである。
     ディズニー流のやり方を組織に、仕事に、あるいは自分自身に取り入れていくための前提整理として、5つのエッセンスがある。現場にあるすべてについて現場における行動基準を当てはめて考える「徹底した現場主義」、さっと口に出していえる目的を持つ「明確な目的意識」、人は誰でも素晴らしい笑顔を持っていると考える「性善説的なスタンス」、ゲストを物語の主人公であると考える「仕事のショーアップ」、そして個々のメンバーが組織のポリシーを理解し実践できる「フォロワーシップ」である。

  • ■やる気マジックの第一歩

     職場にやらされ感が漂い、実績も伸び悩み、いろいろな改善策がどれも途中で頓挫してしまう。そんな経験を持つ経営者や管理職は「なんでやる気を出してくれないのか」と考え、社員は「自分だけで何ができるのか」と悩む。そんな「やらされ感」に「サヨナラ」するためのやる気マジックを学びたい。
     最初の一歩は「見た目を変える」ことである。「やる気を出そう」と思うなら、思っているだけではいけない。思っているなら口に出すこと。口に出したらそれを目に見えるようにすること。つまり、見える化することだ。ディズニーでは「良い・悪い」の判断が見た目に出ている。見た目は判断や意志の表出である。この「ジャッジメントを見た目に出す」ということが、やる気マジックの軸になる。組織が正義と考えていること、組織がお客様に約束していること、そうしたことを実践することは良いことなのだということを継続的に見せることが必要である。

  • ◎著者プロフィール

    株式会社文化計画代表取締役。株式会社クレド取締役。1958年小田原市生まれ。埼玉大学教養学部卒業後、オリエンタルランドに入社。人事部ユニバーシティ課にて、東京ディズニーランド開業前のキャスト教育を担当。その後、広告PR会社勤務を経て独立。著書に『ディズニーランドの人材教育』『ディズニーに学ぶ満足循環力「お客様満足」+「社員満足」の秘密』『患者さんが満足できる病院経営』などがある。
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