吉原なみ子 氏(講師)
前国立感染症研究所 エイズ研究センター 室長
東京大学医学系大学院終了後東大病院輸血部教官助手となる。
B型肝炎とHBs抗原と輸血後肝炎の関係を世界で最初に発見した大河内一雄先生(九州大学名誉教授)の元でHBs抗原の検査法の開発、検査法の普及および献血者にHBs抗原検査の導入を行う。
HBイムノグロブリン(HBIG),HBワクチンの開発および非A非B肝炎の研究を行う。
1979年11月に国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)の血液製剤部にHB抗原室が新設され、移動する。
1981年4月HB抗原室室長
1988年4月感染研にエイズ研究センターが新設され、室長となり現在に至る。
血液から感染するウイルスの検査法の研究および検査キットの評価や精度管理を行う。
近年、WHOや国際協力事業団(JICA)の要請でアジアやアフリカなど途上国の研究者や技師に対して検査法や技術指導を行うため、海外出張の機会が多い。
【最近の訪問国】
フィリピン、カンボディア、タイ、中国、ミャンマー、エジプト、コートジボアール、ガーナ、ベニン、カメルーン、セネガル、オーストラリアなど